パリの通りの冠にはいろいろな種類の名前がつく。ブールヴァールは元城壁周回道路。
アヴニューは大きなモニュメントへむかう大通り。リューは普通の一般の道。パサージュは車の通れない小さな細い道。アンパスは行き止まりの道である。
このうちブールヴァールは実際に昔城壁があったところ。最内側のグランブールヴァール、その外側の外周であるムーランルージュなどを通る税金徴収用の城壁跡、そして、現在のパリ市外周を走るバス、プティットサンチュール(PC)が通るブールヴァール。これらは皆城壁跡なのである。
フォーブールという名前が頭に付く通りも再内側の城壁跡の外側を走っている。フォーブール・サントノレ、フォーブール・モンマルトル、フォーブール・サンマルタン・・・。
それぞれ、リューサントノレ、リューモンマルトル、リューサンマルタンが城壁を越えるとフォーブールが頭に付く。
思い思いにシャッターを切る、通りの名前の由来を思いながら歩く。
これらもパリの楽しみ方の一つである。
パリでの写真はぜひ白黒写真を!!